趣味雑記

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平成ライダー20th 各作品感想 ⑨キバ

第9作品目 キバ

 

キャッチコピーは「覚醒(ウェイクアップ)! 運命(さだめ)の鎖を解き放て!!」

 

あらすじ

1986年。世間には人間に化け人間の生命エネルギー・ライフエナジーを吸って生きるモンスター・ファンガイア族が跳梁跋扈し、それに気づいた数少ない人々がファンガイアと戦いを繰り広げていた。ある日、腕利きのファンガイアハンターである麻生ゆりはターゲットであるファンガイアを追い詰めたものの、彼女に惚れたらしい1人の男の乱入により取り逃がす。ゆりの叱責を気にもせず彼女を口説きに掛かる男の名は、紅音也。天才バイオリニストである彼は、こうしてファンガイアの存在を知ることとなる。

それから22年経った2008年。ゴーグルにマスクという奇妙な姿で、ゴミを漁っては魚の骨を拾って回る怪しげな青年がいた。彼の名は紅渡。音也の息子である彼は、父の遺したバイオリン「ブラッディローズ」を超えるバイオリンを作るためにバイオリン職人として修行を続けていたが、他人との接触を極端に嫌う内気な性格のため彼方此方でトラブルを起こしていた。

そんなとき、22年前に逃がしたファンガイアが再び出現。ゆりの娘であるファンガイアハンター・麻生恵が戦いを挑むも、その力に圧倒され危機に陥る。その時「ブラッディ・ローズ」の弦が突如として震え始め、それを聞いた渡は本能に突き動かされるようにファンガイアの元に向かう。奇妙な姿をしたコウモリ・キバットが渡に噛み付いた瞬間渡の身体は鎧に包まれ、異形の姿=仮面ライダーキバへと変貌を遂げた。こうして、父と息子、22年にわたる運命の物語は幕を開けた。

 

電王までの各作品のいいところ悪いところを集めた平成1期の集大成のような作品。

ファンタジーなデザインと裏腹にあまりにも肉弾戦が多く、最強フォームであるエンペラーフォームが2クール目終わりに登場と出るのが早く、玩具売る気あるんかと思っていました。

ライダーのデザインがおそらく一番人気な作品だと思います。主人公のキバは勿論、ライバルの仮面ライダーサガとダークキバはトップクラスの人気を誇るデザインです。

まあ吸血鬼と鎖と甲冑モチーフて厨2心をくすぐられていいですよね…

 

敵であるファンガイアもステンドグラスを基本としたデザインが好評でした。

あとファンガイアは「○○(動物名)ファンガイア」と名前があるのですが、それとは別にそれぞれに真名と呼ばれる最高の厨2ネームな本名が与えられています。

例として敵幹部のライオンファンガイアは「天地開闢。産声と怒号を聞きながら」

ラスボスのバットファンガイアは「暁が眠る、素晴らしき物語の果て」

とまあ良く分からないけど凄い詩的な名前が付けられています。劇中では明かされませんがDVDのおまけなどキャラ設定を紹介する際に明かされました。

真名は基本的には劇中での活躍や死に様を表しています。

また、ライオンやバットなど名前に使う表モチーフの動物+裏モチーフで鳥類の動物を組み合わせたデザインをしていて、その鳥類は上記の真名を紹介する際に明かされないので、真名の意味を考えるのと裏モチーフを考える二つの楽しみがありました。

 

キバの必殺技名がダークネスムーンブレイクだったり厨2心をたっぷりと刺激してくれるキバ。

ですが、キバを語る上で一番外せないのは音楽です。

宝塚等を担当したクラシック音楽家、斉藤恒芳氏を招き、劇中のBGMはヴァイオリンが大きなテーマを占める物語に合わせ、弦楽器をフルに使ったクラシック調のBGMが多く流れます。

また、主演の瀬戸康史をヴォーカルにおいたバンド「TETRA-FANG」が結成され、挿入歌のほとんどや劇中で流れないキャラソンを歌いました。

このTETRA-FANGが非常に人気で、単独ライブか数回開かれる程の熱狂的な人気でした。

ちなみに1作品だけのライブが開かれたのは現段階でキバしかないです。

中でもエンペラーフォームのテーマソングである「Supernova」は絶大な人気を誇っており、特撮オタの間でライダーで好きな歌の話題になると必ず上がるくらいです。

 

デザインと楽曲など芸術面で最高の評価をされているキバ。

しかし、肝心のストーリーは賛否両論です。

 

今となっては殆ど高評価しかないですが、当時は前作の電王が重いストーリーながらもポップに分かりやすかったのに対して、キバはわりと救いがない話が多く

例として、キバとわかり会えた敵が2号ライダーのイクサに倒されたり、恋人が亡くなって自暴自棄になっている所をキバに襲撃されて倒されたり(しかもこれがエンペラーフォームの初登場)等

まあ、人間をその分喰っているから仕方ないとはいえ、敵の良心の部分を見せ付けてから亡くなる事が多いのであんまりスッキリしない所もあります(外道も多いんですけど)

 

また、頻繁に過去と現在が入れ替わるので目まぐるしく、分かりにくい箇所もありました。脚本の井上敏樹氏の信念として「多少難しい方が子供は見てる」とありますが、これは子供も見ているのか?と思うときはあります。

 

実際レンタルビデオ屋で働いていた時、ほとんど所か、全く借りられてない印象でした。

借りられ過ぎて見れないほど消耗し、歯抜けもある龍騎やカブト、Wが借りられているのに、キバはいつも全巻残っていたんですよね。

過去編の主人公である紅音也のナンパな性格や現代過去共に中盤からのドロドロな三角関係などもあり、親としてもあまり見せたくないのでは?と思う箇所があるので、それで避けられている説はありますが。

 

実際見てみると、上記のように肉弾戦が多くてアクションシーンが派手なので子供が見ても楽しいと思うんですけどね。

エンペラーフォームなんて四連続上段回し蹴りとかキックからのバク転とかドリル回転キックとか、驚愕のアクションをしますし…

個人的には蹴り技が一番美しい主人公だと思います。

 

 

前作の電王や翌年のディケイドが目立つので、隠れがちですが、ゆっくり物語を楽しみたい方にはおすすめできる隠れた名作です。

ライダーをそれなりに見てて、本作品を見てない方は是非見ましょう。

 

 

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仮面ライダーキバ Blu-ray BOX 2

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仮面ライダーキバ Blu-ray BOX 3<完>

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ジャケットから伝わるデザインの美しさ